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2008年3月

アイルランド語の学習書 3: 「ゲール語四週間」

アイルランド独学用の学習書の紹介その3です。

ゲール語四週間
価格:4700円(+消費税)
ISBN: 4475010233
416ページ・ハードカバー

大学書林出版の日本語初のアイルランド語学習書です。初版が1983年(昭和58年)なので、現在でも入手は可能なのか判りませんが、大きな図書館に行けば見つかるかもしれません。別売りのカセットテープ(6000円+税)があるそうですが、こちらは持っておりません。「四週間」と銘打っている通り、毎日しっかりやれば4週間で一通り習える仕組みになっています。

長所: 

  1. 日本語による解説。
  2. 歴史・文化と言った事にも言及している

短所:

  1. 値段の割りに内容が薄い。
  2. 文法や発音などの解説が弱い。

正直、この本に利点があるかと聞かれれば、大してないといわざるを得ません。日本語でアイルランド語が習えると言う事にしても、「アイルランド語文法: コシュ・アーリゲ方言」(Learning Irishの日本語版)が出版された今だと、大きなメリットとはいえません。なぜここに取り上げるのかと言うと、それはこの本が(わたしの知る限りでは)日本初のアイルランド語の教科書だからです。普段日本人が全く興味を持たない(と言うかその存在すら知らないだろう)アイルランド語の初めての学習書を昭和58年に出すと言うのはかなりの労力が必要だったと思います。その一点で私はこの本を高く評価したいです。一昔前の日本に戻った感覚でアイルランド語に触れてみるのもいいんじゃないでしょうか。

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Ceacht 9

前置詞 ag を使った表現です。この前置詞は前置詞の中で一番頻度が高いと思います。発音は、「アグ」ではなくて、英語の egg のように言えばOKです。

文法

  1. 前置詞 ag と an : この課で習う事では無いのですが、 ag an と続いた場合その次に来る名詞は性にかかわらず Urú 「鼻音化・濁音化」を起こします。ただし、名詞の語頭の子音が t、 d、 s のどれかにあたる場合は鼻音化しません。
  2. 「強い」子音変化と「弱い」子音変化 : まずはおさらいです。語頭の子音変化には二種類ありますね。上のポイントに書いたUrú 「鼻音化・濁音化」と、以前に何度か出てきた、Séimhiú 「軟音化」です。この二種類の変化にはそれぞれ大きく二つのバリエーションがあります。(突き詰めると細部に不規則な点がありますがそれはおいておきます。) 一つは全ての変化しうる子音を変化させるものです。「濁音化」の場合には [p, b, f, t, d, c, g] の七つの子音が変化可能でそれぞれ下の(1)のように変化します。発音は前に現れる音を読めばOKです。「軟音化」の場合には[ m, s ] の音が追加され(計9個)、下の(2) となります。ちなみに fh のスペルは無音を表します。さて、上に有るように、全ての変化可能な音がいつも音声変化するわけでは有りません。上にあるとおり ag an と来た後の名詞は [ t, d ] に関しては濁音化しません。7課で習った sa  は [ t, d, s ] を軟音化させません。これを踏まえて、全ての変化可能な子音を変化させるのを「強い」音声変化[ t, d, s ] は変化させないものを「弱い」音声変化と呼ぶようにします。弱い変化は下の表(3)と(4)の通りです。

(1) 「強い」濁音化:
    [ p → bp,  b → mb, f → bhf, t → dt, d → nd, c → gc, g → ng ]

(2) 「強い」軟音化:
    [ p → ph,  b → bh, f → fh, m→ mh, s → sh, t → th, d → dh, c → ch, g → gh ]

(3) 「弱い」濁音化:
    [ p → bp,  b → mb, f → bhf, t → t, d → d, c → gc, g → ng ]

(4) 「弱い」軟音化:
    [ p → ph,  b → bh, f → fh, m→ mh, s → s, t → t, d → d, c → ch, g → gh ]

因みにこの「強い」、「弱い」という表現はここだけの便宜でなので、文法書とかには無いので、あしからず。

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アイルランド語の学習書 2: Progress in Irish

アイルランド独学用の学習書の紹介その2です。

Progress in Irish
価格:10~11ユーロ程度 (1500円程度)
ISBN: 0861671597

初心者向き。単行本サイズで全196ページと非常にコンパクトです。全72課で1課につき1~4ページと非常に細かく分けられています。一つの課は基本的に「例文」(とその解説)、と「読み」、「返答」、「アイルランド語への訳」などの練習で構成されています。196ページのうちおよそ70ページが辞書になっています。

長所: 

  1. 小型。
  2. 一度に少しずつ習うので無理しないですむ。
  3. アイルランド国内ではどこでも売られている。

短所:

  1. 印刷の品質にかなりのムラがあり、ひどいと印刷された字が識別できない。
  2. アイルランドの外では入手が難しい。
  3. CDなど付いていないので、側にアイルランド語を話せる人が居ないと読み方がまったくわからない。

となんだか、使えない学習書のように聞こえます(実際に見た目もシンプルすぎて非常に怪しい)。が、内容が明快なので、ウェブ上では結構盛んに使われている本です。例えばPhilo-Celtic Society がヤフーのメーリンググループを使ってボランティアでこの本を教科書にしたオンラインコースを開催しています。あと、ここに全ての問題の回答例がのせてあります。

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Ceacht 8

数詞の aon を使った表現です。この課は注意する事が少ないですね。

文法

  1. 数詞の aon : Aonの元々の意味は数字の「1」です。が、疑問文や否定文の中に現れると、英語の any の様な意味になります。日本語で言うと、疑問文内では「何か・誰か」の意味になり(例: 「誰か居ますか?」)、否定文では「誰も・何も」と言う意味になります(例: 「誰も居ません」)。ちなみに発音は「エーン」です。アイルランド語の母音表記はややこしいです。

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ケルト系な音楽 その2

なんだか今日は色々忙しかったから、音楽でお茶を濁す事に:

Altan -Dulaman 
またまたドネゴール出身のバンドAltanです。Dulamanとは「海草」の事。Clannadの古いCDに入っている同名の曲とはかなり違います。歌詞は同じみたいだけど。

Dulaman - Clannad, Celtic Woman
というわけでこちらはClannadの歌ったバージョンをアレンジしたものです。

Girl singing Sean Nós
こちらは以前書いたTG4の番組の一部らしいです。Sean Nós(シャーン・ノス)とは古い歌い方といった意味にあたり、主に無伴奏で歌う事を指します。

The Dubliners - Seven Drunken Nights
最後に英語の歌だけど、なんともいえない濃密なおっちゃん臭さが秀逸なダブリナーズです。曲の内容は映像を見ればわかりますが、酔っ払ったおっさんが家に帰ってきた時の浮気癖のある奥さんとのやり取りです。次第にエスカレートしていく様が秀逸。題名にSevenとあるのに月曜日から金曜日までしか無いのは、土曜と日曜の歌詞が余りにもひどい下ネタに走っているからです。

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Facebookとカンニング

ソーシャル・ネットワーキング・サービスといえば、日本ではまずMixiを思い浮かべるかもしれませんが、北米ではFacebookが一番使われているのではないでしょうか?

カナダ東部のトロントにあるライアーソン(Ryerson)大学でこのFacebookを使ったカンニングと言うか宿題の丸写しのような不正行為があった(かもしれない)って言うのが今日はカナダでは割と大きなニュースとして取扱われています。

Ryerson student cheered at expulsion hearing

Accused of cheating, Facebook student optimistic

さっとナナメ読みしてみるとどうも化学工学部の学生が自分のとっている化学の講座の勉強会用のグループページを作ってそこで147人の学生たちが回答を丸写しできるようにしていたという話らしい。そのグループを作った学生との公聴会があって大学側の最終的な判断は5日後との事。

特に問題になっているのは「グループに入りたい場合には投稿欄を使って質問するか回答を載せてください。まだ投稿されて無い回答があるなら、ぜひ投稿してくれ。(If you request to join, please use the forms to discuss/post solutions to the chemistry assignments. Please input your solutions if they are not already posted)」と書かれていた事。確かにこれだと丸写しアリみたいなニュアンスなんだけどなぁ。現在はFacebookのグループも無くなっていて、実際にどういった事が行われていたのかは判りません。

ところで、カンニングはもとより、課題の回答の写し合いとかに対しても北米の大学はかなり厳しい処分をします。日本は結構ゆるいって聞いたんだけど、実際はどうなんだろう。

 

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カナダコーヒー屋事情

やはり、カナダでコーヒーと言えばTim Hortons。いわゆるドーナツ屋なんだが、それ以外にも一通りそろっていて、味も(カナダに住んでいるんだと考えれば)なかなか良い。

家を出るときに一番大きなサイズのコーヒーを買っていくのが日課みたいになっている。カナダ人的には「ダブル・ダブル(砂糖二杯のクリーム二杯)」(と言うより、「ダボダボ」と聞こえる)を頼むのが流儀のようにも思えるけど、それではさすがに甘すぎるしくど過ぎるので牛乳を少しだけ入れるようにしている。実際ここのコーヒーはかなりあっさりしているので何も入れなくてもまったく問題無い。

家の近くにスターバックスとTimが二軒隣り合ったところがあるのだが、客の入りはどう見てもTimの圧勝。とりあえずカナダ人はTim Hortonsが大好きみたいだ(俺も大好きだけど)。

ちなみにこのTim Hortonsのコーヒーは豆でも売られているんだけど、自分で淹れるとなぜか味がちがう。み是で買ってきたほうが断然うまい(気がする)。

今現在は、紙製のコーヒーカップの淵がくじになっていて、車とか色々あたるキャンペーンをやっている。車は当たらないだろうけど、今のところ「コーヒー無料」が二回あたったんで、良しと言う事で。

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アイルランド語の学習書 1

文法解説ばっかりでげんなりしてきたので、アイルランド独学用の学習書の紹介を。

Teach Yourself Irish Complete Course Package (Book + 2CDs)
(本のタイトルのリンクを踏むと出版社のページに行きます。アフィリエイトしたほうがいいのかな?)
価格:US$27.95 (3千円程度)
ISBN: 0071434488 / 9780071434485

初心者(~中級者)向き。全21課。主に政府の定めた「標準語」を基にしている。会話や文法に加え地名や文化的な事もオールラウンドに解説。一応ゼロからはじめる事ができる。巻頭・巻末に発音のガイドと簡単な語彙集付き。

長所: 

  1. 本にCD2枚(1時間半程度)で3千円ぐらいと安く手に入る。(でも何故かUK版は2倍近い値段)。
  2. 比較的入手が簡単。
  3. 文法の解説なども一通り書かれているので、これ一つでとりあえずどうにかなる。

短所:

  1. レイアウトが若干煩雑(前の版よりも見やすくなったと思うけど)。
  2. 情報が脈絡なく詰まり過ぎた感じがあり、何も知らない初心者には前に進みづらい様な気がする。
  3. 文法の解説が少し雑な所がある。

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雪の事以外に何を書けば…

今週末もカナダ東部は大雪。と言うか、この冬一番の吹雪でした。
昨日の晩に買い物に外にでたのですが、歩くのもやっとの事。
さすがに今日の昼には大分除雪されていましたが…

まだまだTim Horton'sのコーヒーが手放せません。

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Ceacht 7

前置詞 sa を使った表現です。

文法

  1. 前置詞 sa : 英語の in と同義の前置詞に i がありますが、この前置詞と定冠詞の an が一緒になると、 sa となります。絶対に i an と言いません(ただし方言によっては ins an と言う事もあるみたいです)。フランス語の au とかスペイン語の al とかと似たような門です。この前置詞 sa は次に来る名詞を男性名詞・女性名詞関係なく軟音化します。 ただし、t, d, s は軟音化されません。
  2. 「はい」・「いいえ」: アイルランド語には、「はい」や「いいえ」に該当する単語はありません。これはアイルランド語に限らず動詞が文頭に来る言語(例えば、オセアニアにある言葉とか)に良く見られる事だそうです。「はい」や「いいえ」などの返事を言う時には質問にある動詞(と否定を表す助詞)を繰り返します。 An bhfuil ... ? と質問されたときには、 Tá か Níl とだけ言えばOKです。

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Cathal Ó SearcaighとFairytale of Kathmandu

日本では絶対にニュースにならないだろう話をひとつ。

Cathal Ó Searcaigh(カハル・オー・シャルキー)というアイルランド人の詩人と彼のドキュメンタリー映画・Fairlytale of Kathmandu 「カトマンズの御伽噺」が、現在アイルランドでニュースになっているみたいです。Wikipedia内のこちらのページに彼の詳細があります。

彼はドネゴールのゲールタハト内にある、ゴルタホーク(Gort a' Choirce)という町の出身で、主にアイルランド語で詩を書いており、アイルランド国内で、色々と賞をもらっています。実際に彼の詩を読んだ事が無くても、アイルランド語を習っていると彼のインタビューなどをよく見かけます。

彼は特にネパールと関係が深く、ネパール人の子供に学費を出資したり、養子に貰ったりしています。そのネパールでの彼をドキュメンタリーとして収めたのが Fairlytale of Kathmandu です。この映画、初めは普通に慈善活動を記録しているのですが、撮影が進むにつれ、オー・シャルキーが慈善活動を通じてネパールの現地の若者たちと性的関係にあった事が明るみになり(ちなみに彼は自身が同性愛者であることを公言しています)、最終的に彼を糾弾するような内容になっているそうです。

オー・シャルキーは、自分から強要した訳ではなく、来るものを拒まなかっただけと言っており、実際に彼の擁護に立つ人もかなり多いです。

特に問題なのは、当時16歳の少年と性交渉があった事をオー・シャルキー自信が映画の中で認めている点。ネパールの法律では、16歳は「性的同意年齢」にあたり問題が無いのですが、アイルランドの法律上では同意年齢は17歳なので未成年との性行為になってしまいます。しかもアイルランド法だとたとえ国外での事件でも告訴可能なのだとか。今は、彼をどう取り扱うかで議論している所で、とりあえず彼の詩をLeaving Certificate(アイルランドの高校の課程で最後に行われる試験。日本のセンター試験のような物です)や授業の内容からはずす事は決まっているみたいです。中には彼の本を全て発禁にするべきなどと言う人もいるみたいですが、彼の詩人としての才能は(事実はどうあれ)彼の行動とは別に考えるべきだと思うのですが。

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Ceacht 6

前の課につづき、ここでは cá 「どこ」を使った疑問文です。17ページで、is ea ・ an ea? ・ ní hea を it is ・ is it? ・ it isn't と訳していますが、実際はもうちょっとややこしいです。これについては別の機会に。

文法

  1. Cá 「どこ」: アイルランド語も英語のように、疑問詞を文頭に持ってきます。この疑問詞 cá は次に来る動詞を従属形にします。前の課ででてきた疑問を表す助詞 an は cá などの疑問詞と一緒に現れることはありません。
  2. 定冠詞 an と女性名詞: 「その女性」と言うとき、定冠詞のあとの子音が bhean と軟音化しています。以前に取り扱いましたが、語頭に「h」が入っていると、何らかの変化が生じた事を示しています。この場合、「(主語か目的語にある)女性名詞が定冠詞をつけると語頭が軟音化する」という文法規則によるものです。したがって男性名詞である buachaill 「男の子」は、an buachaill と軟音化しません。よーく見ると、 cailín 「女の子」も an cailín と軟音化していません。これは、この単語が文法上では男性名詞にあたるからです。

 

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Ceacht 5

ついに疑問文の登場です。ここで摩訶不思議な Dependent form (「従属形」でいいのかな?)の登場です。

文法

  1. 動詞の「従属形」Dependent form: アイルランド語の不規則動詞の一部には、「従属形」と言う特殊な形態があり、特定の場所に現れます。この課ででてくる bhfuil は動詞 Bí の現在形 tá の従属形です文頭にある an は疑問をあらわす助詞で、これが従属形の bhfuil を引き起こしています。とりあえず今は an bhfuil と一まとめに覚えておけば大丈夫です。

つづりと発音

  1. 「bhf」の発音: この「bhf」という冗談みたいな綴りは、「f」が濁音化して、「bh」の音になりましたよと言う意味で、英語の「w」(「太い」音)か「v」(「細い」音)と発音すればOKです。この場合「f」の音はでません。したがって、 bhfuil は「ウィル」と読みます。
  2. 疑問文の助詞 an : CDを聞くと、疑問助詞の an がはっきり発音されていないことに気が付くかと思います。「アン」と言うよりは「ァ」といった感じですね。これは、こう発音しなければダメと言うわけでは無く、別に「アン」と発音してもいいと思います。ただし、ここにあまり強いストレスをおいてはだめです。

 

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Ceacht 4

まだまだ同じ文系が続きますが、ここで1人称と2人称がはじめて出てきます。左ページ下にあるan bhfuil という表現は次の課にでてくるので、ここでは割愛です。

文法

  1. 主語と動詞の人称一致: アイルランド語基本的に人称の一致(英語で三人称単数形主語が来ると動詞に「-s」が付くといった現象のことです。)はありません。日本語を使う人にはこの辺ありがたいです(でもアイルランド語の動詞の変化は思わぬところで複雑になります)。例外的に、一人称の単数・複数形を動詞の語尾の変化させて言い表すことがあります。これは、主にマンスター地方などの南側で見かけられるそうです。もし動詞に -im、 -imid、 -amar などの語尾が見られる場合には1人称の意味があると覚えておきましょう。
  2. 男性名詞の呼びかけ(呼格): 誰かを呼びかけるときには a をつけて名前の頭にくる子音を Séimhiú 「軟音化」すると前に言いましたが、男性の名前を呼びかけるときは、名前の最後の子音を「細い音」にしなければなりません。したがって、「シェーマス」は呼びかけるときには、「ア・ーマシュ」と言った感じになります。初めから語尾の子音が「細音」の場合は何も起こりません。

つづりと発音

  1. S + Séimhiú Sの軟音化: 「S」は「サ・スィ・ス・セ・ソ」か「シャ・シ・シュ・シェ・ショ」と発音します。前者が「太い」音で後者が「細い」音です。これらの音が軟音化されると(つまり、「sh」とかかれた場合)英語の「h」の音のようになります。厳密に言うと、「太いsh」は普通のhの音ですが、細いときは若干「ヒャ・ヒ・ヒュ・ヒェ・ヒョ」のような音になります。実は、日本語で「ひ」と言うときに発音される子音は「h」の音と全く異なり、これは口蓋摩擦音と言います。

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カナダは今日も雪だった。

3月になったのに、クールファイブみたいなタイトルどおり。

今年はカナダは雪が非常に多く、市の除雪作業が全然追いついて無いです。
何でも、モントリオールの北にあるラヴァル市では住民が除雪作業が進まないのに頭に来て業務用の除雪車を買ったそうです。この話はカナダでは全国ニュースに流されました(ここで写真が)。

カナダは結構気温の落差が激しくて、雪が解け始めたと思ったら急に-10度ぐらいに下がったりすることがままあります。そうやってできた硬ーい氷の上を歩くのは今でもやっぱり怖いなぁ。昔よりは多少なれたけど。

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Ceacht 3

まだまだ文法的には大差ない表現が続きます。単語覚えるしかないですね。

文法

  1. 前置詞と代名詞 (Prepositional Pronoun): アイルランド語では、代名詞的表現が前置詞のあとに来る場合(例:英語でwith him、 on itと言った感じです)、ひとつの言葉で表します。例えば、「私と」とか「あなたと」と言う場合には、 le mé とか le thú とはいわず、liom や leat と言います。これは、すべての前置詞において当てはまり、覚えるしかありません。
  2. 連結詞(Copula)の is : アイルランド語では英語のBe動詞に相当するものが二種類あります。ひとつは前に書いた Bí で、もうひとつが今回取り扱う Is です。この言葉は Bí とは異なり、厳密には動詞ではありません。大まかに言うと Is は不変的な事を表すのに使われ、  Bí は変化しうる事を表すのに使われます。これはスペイン語にもみられます。

つづりと発音

  1. Séimhiú (Lenition、軟音化)の起こる子音: p, b, f, m, t, d, s, c, g は Séimhiúが起こりうる子音(を表すアルファベット)です。他の子音に起こることは絶対にありません。昔は子音の上に点を当てることで表していましたが、現在ではアルファベットの「h」を後ろにつけることで軟音化を表現します。厳密には軟音化には二種類有り、 上に上げた子音のすべてに対して起こるものと、t, d, s には起こらないものがあります。接頭辞 an- は後者に当たります。

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今日の天気は曇りのち雨

カナダの天候はかなり気まぐれで、一週間前ぐらいまでは-15度ぐらいだったのに、今日は日中10度以上。

おかげで、歩道に残ってた雪が解けてありがたいけど、夜半に気温が急に下がるらしくて今度は凍結するそうで。コケないように気をつけねば…

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アイルランド語での挨拶

あまり、挨拶的な表現がBuntus Cainteには載っていないので、とりあえず基本的なものをあげておきます。

Dia duit (Dia dhuit) : 「こんにちは」と言う意味で、多少フォーマルな挨拶です。「ヂァ・グィッチ」とか「ヂァ・ドゥィッチ」と発音すればOKでしょう。Duit はよく dhuit ともかかれて、「d」の音より、かすれたような「g」の音に聞こえることが多いです(方言の差だと思います)。「神様があなたと(共にあらんことを)」という意味です。

Dia daoibh (Dia dhaoibh) : 上と同じく「こんにちは」ですが、もしも、複数の人に一度に挨拶をする場合にはこちらを使います。発音は、日本語的に表記すると「ヂァ・イーヴ」あたりでしょうか。

Dia 's Muire duit : 上の挨拶の返答に使います。Muireとは聖母マリアのこと、そして’sとあるのは、 is 「~と」の省略形、で is 自体も agus と言う単語の省略形だったりします。日本語に直訳すると、「神とマリアがあなたと(共にあらんことを)」といった所です。発音は、「ヂァス・マィラ・グィッチ」といった所でしょう。

これらの表現は割と丁寧な言い方らしいです。ほかにも色々あるんで、おいおい書いていきます。

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ネットで生のアイルランド語を聞いてみる その2

先日書いた、ネット上でアイルランド語の聞ける所の紹介です。

北アイルランド発信のBBC Radio Ulsterblasというプログラムが現地時間の夜7時から30分間、土・日を除く週五日放送されていています。
ここ<www.bbc.co.uk/northernireland/irish/blas/realaudio.shtml>で生放送中のものと、録音されたものが聞くことができます。生放送のものを聞くときは Radio Blas - Live と書かれたリンクを現地時間の7時‐7時半の間にクリックすれば別のウインドウが現れて放送が始まります。録音されたものを聞く場合には、 Luan |  Máirt | Céadaoin | Déardaoin | Aoine と書かれたリンクをどれかクリックしてください(右から月曜‐金曜の順になっています)。

次にTG4<http://www.tg4.ie/index.htm>です。これはラジオではなくアイルランド語専門のテレビ局です。このテレビ局はアイルランドでは結構人気が高く、特にRos na Rúnというドラマは10年ぐらい放送されていて今でも人気が高いです。TG4の特筆すべき所はそのプログラムの大部分をネット上で見れることでしょう。
ホームページの上部にある WEBTV と書かれたボタンを押すと新たなウインドウが現れます。現れない場合には下のフレームに出てきた web tv と書かれたボタンを押してください。次に、新しく現れたウインドウの左側にあるメニューを適当に押すと右側に詳細が現れます。見たいプログラムの横にある play とかかれたボタンを押すとそのプログラムが始まります。

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Ceacht 2

第二課の文法内容は基本的に第一課と同じものです。ここにある表現はすべて[動詞-主語-形容詞]と言う形で表されています。

文法

  1. 不規則動詞 Bí: これは英語のBe動詞とほぼ同じ意味合いで使われる動詞、不規則な変化をします。現在形は Tá で否定を含む現在形は Níl です。他の動詞は否定を違う形で表します。
  2. Go + 形容詞: この課にある形容詞にはすべて頭に go という助詞がつきます。この助詞は形容詞を形容動詞に変える働きがあります。英語の‐lyと似ていると思えばいいでしょう(例: quiet ‘静かな’ → quietly ‘静に’)。ここでおさらいをしておくと、形容詞は名詞を修飾して(例:速い車)、形容動詞は動詞、つまり状態や行動を修飾します(例:速く走った)。ここの課にある形容詞はBí動詞の述語になると go を前につけなければいけません。名詞を修飾する場合には go は必要ありません(例:an buachaill maith ‘良い男の子’)。どの形容詞に助詞がつくのか若干不規則なので、助詞と一緒に覚えておくといいでしょう。
  3. 男性名詞と女性名詞: アイルランド語にはフランス語やドイツ語などに見られるように(文法的な意味で)「性」の概念があります。この第二課にでてくる4つの名詞の内、 lá ‘日・日中’以外はすべて女性名詞です。これは、文法を知っていれば判ることで、いつか説明しようと思いますが、今は男性名詞と女性名詞という区分があることを覚えておきましょう。

つづりと発音

  1. 語頭にくる「h」: アイルランド語で語頭にアルファベットの「h」がある時は、その単語の元々の形に変化がおきたと事を示しています。例えば、単数の女性名詞は定冠詞 an がつくと最初の子音がséimhiúを起こします。したがって、 an mhaidin とある場合には、元々の単語の形は maidin です。また、母音で始まる形容詞に上で扱った助詞の go が来ると、語頭に「h」が付きます(例:álainn → go hálainn)。このことを知っておくと知らない単語を辞書で引くときに役に立ちます。

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ネットで生のアイルランド語を聞いてみる

学習書にある会話と実際の会話は結構印象が違いますよね。実際に話されているアイルランド語ってどんな感じなんでしょうか?

と言うわけで、実際に生のアイルランド語を聞ける所を紹介。

まずはRTÉ(アイルランドの国営放送局)内にあるRaidió na Gaelteachta<http://www.rte.ie/rnag/index.html>。右のコラムにある“R na G Beo”と書いてあるリンクをクリックすると別のウインドウが開いて現在アイルランドで放送されているものが流れてきます(要Real Player)。プログラムは若干お堅い感じですが、伝統音楽も結構流しているので、BGM代わりになります。ゲールタハト地区を拠点としているので、ここで話されるアイルランド語はしっかりしているそうです。

次にRaidió na Life<http://www.rnl106.com/>です。これはダブリンが拠点のアイルランド語専門のラジオ局です。タイトル下の左側、Ar Aerと大きく書かれた所の下に、- Éist Linn -と書かれたリンクをクリックすると別の窓が開いて現在オンエアー中の内容が流れます。人から聞いた話なのですが、Raidió na Lifeではアイルランド語を第一言語として話していない人がよく出るので、アイルランド語が怪しいときがあるそうです。私はそこまで理解できないのでわかりませんが、実際どうなんでしょうか?放送内容は若い人向きで上に書いたR na Gより評判いいみたいです。

もうちょっとあるんですが、続きはまた今度。


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