Cathal Ó SearcaighとFairytale of Kathmandu
日本では絶対にニュースにならないだろう話をひとつ。
Cathal Ó Searcaigh(カハル・オー・シャルキー)というアイルランド人の詩人と彼のドキュメンタリー映画・Fairlytale of Kathmandu 「カトマンズの御伽噺」が、現在アイルランドでニュースになっているみたいです。Wikipedia内のこちらのページに彼の詳細があります。
彼はドネゴールのゲールタハト内にある、ゴルタホーク(Gort a' Choirce)という町の出身で、主にアイルランド語で詩を書いており、アイルランド国内で、色々と賞をもらっています。実際に彼の詩を読んだ事が無くても、アイルランド語を習っていると彼のインタビューなどをよく見かけます。
彼は特にネパールと関係が深く、ネパール人の子供に学費を出資したり、養子に貰ったりしています。そのネパールでの彼をドキュメンタリーとして収めたのが Fairlytale of Kathmandu です。この映画、初めは普通に慈善活動を記録しているのですが、撮影が進むにつれ、オー・シャルキーが慈善活動を通じてネパールの現地の若者たちと性的関係にあった事が明るみになり(ちなみに彼は自身が同性愛者であることを公言しています)、最終的に彼を糾弾するような内容になっているそうです。
オー・シャルキーは、自分から強要した訳ではなく、来るものを拒まなかっただけと言っており、実際に彼の擁護に立つ人もかなり多いです。
特に問題なのは、当時16歳の少年と性交渉があった事をオー・シャルキー自信が映画の中で認めている点。ネパールの法律では、16歳は「性的同意年齢」にあたり問題が無いのですが、アイルランドの法律上では同意年齢は17歳なので未成年との性行為になってしまいます。しかもアイルランド法だとたとえ国外での事件でも告訴可能なのだとか。今は、彼をどう取り扱うかで議論している所で、とりあえず彼の詩をLeaving Certificate(アイルランドの高校の課程で最後に行われる試験。日本のセンター試験のような物です)や授業の内容からはずす事は決まっているみたいです。中には彼の本を全て発禁にするべきなどと言う人もいるみたいですが、彼の詩人としての才能は(事実はどうあれ)彼の行動とは別に考えるべきだと思うのですが。
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